ヴィパッサナー瞑想の間の休憩のとき、天気がよければ外に出る。京都の自然が多い場所なので緑や花がたくさんある。
外で座ってずーっと花を見つめていると子供の頃の瞬間を思い出した。普通に生活していたら絶対に思い出すことのない記憶。
子供の頃はよく家を追い出されていた。そのまま家に帰らず野宿をしていたこともあった。
引っ越しが多かったので自然の多い田舎に住んでいたときもあったし、街中に住んでいたこともあったけどそんなときは決まって緑のある公園に行っていた。
辛いことは1人で抱え込むタイプだったから友達に言うこともなく1人でフラフラしていた。
もちろんお金はないし、行くところもないし話し相手もいない。
ひたすら花や草を見つめる。なんだか会話ができそうな気がした。
やっぱり花や草は何も言ってくれないけど、黙って見守ってくれてる気がした。
瞑想修行でふらふらになりながら、外に出て花とか草をじーっと見つめていたらその頃と全くおんなじ感覚になった。
あぁ、なんかまた見守ってくれてる、ってなった。
私はそこでワンネスを感じた。
意味がわからないかもしれないけど(笑)とにかく感じた。
本当のことは言葉では伝えきれないこともあったりする、みたいなことをタオの本に書いていた。
たぶんそういうことだと思う。
現代に生きる私達がワンネスを理屈だけで理解しようとするのは難しいかもしれない。
少なくともあの瞑想修行から物の見方が変わったし、明らかにマインドが広がった。
おかげで本当に悩まなくなった。
ずっと欲しかった答えが見つかった。
全ては1つであり、1つの中に全てがある。